ハムスター

 我が家にはゴールデンハムスターがいる。

ジャンガリアンを飼った時期がほんの少しあるけど、表情が解りにくいので、ゴールデンハムスターばかりになっている。

最初はジジが可愛がっていたのだけど、家にいる私が世話をする回数が増えて、結局私もはまった。

あれだけ小さいのに全部性格が違う。音に敏感な子、匂いに敏感な子、のんびりな子、活発な子、ひまわりが好きな子、人参が好きな子。好みも性格もバラバラ。

ハムスターの寿命は短い。2~3年。つまりその年数ごとに私は泣くことになる。泣けと言われても泣くもんかと意地を張った子供時代が嘘のように泣く。小さな動物の死に心が潰れる気がする。そうするとジジが新しいハムを迎えに行こうと言う。多分、ジジも寂しいんだろう。「よし、行こう」そうやって新しいハムスターを迎える事になる。

そのハムがいる時はこんな可愛いハムは他にいないと思うのに、次のハムを迎えるとこんなに可愛いハムはいないと再び思う。私がアホなのか、どんな性格のハムも私をとりこにする何かを持っているのか、不思議な生き物だなと思う。

もし、ペットは犬か猫だけしか飼えませんと言われたら、猫がいいね。でも猫の寿命は12~18年だって。そんなに長い間、共に暮らした相手を亡くしてしまったら耐えられないだろうなと話した事がある。理由はそれだけじゃないけど、今後も我が家の一員はゴールデンハムスターさんになりそう。

今はきょんちゃんと名付けたハムが家にいる。胴長短足でキョンシーみたいに手をあげるのできょんちゃん。

きょんちゃんと呼びかけるとこっちを向く。おはようきょんちゃん、ごはん食べた?ジジがもうすぐ帰ってくるよ、おやすみきょんちゃん。寝ている時以外で何度も声をかける。時には寄ってきて立ち上がってこちらを見つめてくる。小さな体で生きている姿を見ると、健気すぎて抱きしめたくなる。つぶしそうなのでやんないけど。

キョンちゃん

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