音楽さえ好きならと思っていたけれど
ミュージシャンは音楽さえ好みなら、背景まではあまり気にならないと思っていた。
海外のミュージシャンは昔はいけない事をする人も多かった。調子にのった結果なのか、それともあれだけの人数を興奮させるプレッシャーからか、そういう目にあった事のない私にはわからない。
もともと音楽は好きでも、作った人にも演奏してる人にも興味があるタイプじゃない。音楽を聴き始めた頃はラジオしか情報源がなかったから、顔すら知らないバンドもたくさんあって、ずいぶん後になって顔を知るなんて事もよくあった。そのせいか、音楽が気に入れば後は気にしない。どんな性格だろうがどんな活動をしてようが別にいいと思ってた。
その考えが崩れたのはあるバンドが事件を起こしたから。
音楽的に気に入ったバンドだった。最初は音楽さえよければ…そう思おうとしていた。ところが音楽を聴こうとするとその犯罪が意識にあがってくる。それはひどい事件だった。その事件がちらつく限り聴こうという気分にはなれない。
削除しようと思いつつ放置していた。何故かはわからない。しばらく時間がたてば薄れるとでも思ったんだろうか。薄れるはずもないのに。
アイコンを見るのすら嫌なんだろうか。今年はいろんなものを断捨離した。これもその1つにしてやっと削除した。