ぼんやりしてるのは

 多分、来年年明けに開腹手術になる、のだけど実感がない。否、実感がないというより

ぼんやりしてる。昔からそうだった。目の前に来て慌てる。それが私なんだろうな。

去年、腹腔鏡手術をした時、手術がはじめてで、まー、なんとかなるだろうとか思っていたら、手術代を見た瞬間、「あ、これ、まじでやばい。逃げよう」と思った。手術室看護師さんはそういうのに慣れているんだろう。「はい、ここへ座って、次は…」という感じで、あっという間に眠りに落ちた。その前に確認などは済んでいるからあれでよかったとは思う。看護師さんのスキルに脱帽だった。

術後、何度も嘔吐し、その度に痛みが走り、手術なんてやめときゃよかったと思った。(辞められるもでもないんだけど)この一晩が明ければましになるはず。痛みは続かない。今、私の体は戦っているんだ。がんばれー、私の体とか思ったりした。

そんな体験をしているにも関わらず、今度は開腹と言われているにも関わらず、私はまたぼんやりしている。悩んだってやめるというわけにはいかないのだし、きっと手術の前になってこれはやばいって焦るんだろうなー。また痛い目にあって、こんな事は続かない、がんばれ、私の体ーとか思うんだろうな。そう思いながら準備だけはしてる。

昔からそうだった。フリーになった時も実感がなかった。こんな田舎者の私が打合せなんてしてるってびっくりしたり、いつかはこの仕事は無くなるんだろうなーと思ったり。仕事自体は楽しかったけれど、それ以外の事には時々現実かな?って思うようなところがあった。

多分、何をやってもこの感覚は変わらない気がする。私に起きてる事と実感できるのは追い込まれた時だけな気がする。

出来れば痛い目はしたくないなー。痛いのやだなー。怖いなー。でも、きっと準備をして手術台の前に立つんだろうなー。こんな時だし、みんなに助けて貰おう。今年中はちょっとぼんやり忘れておこう。