退院と別れと大事にして貰う事

 昨日、退院してきた。

入院中、仲良くなった患者さんやスタッフの方に挨拶して、少し寂しくなるなーなんて思いながら帰宅したけれど、家に帰るとやはり少し気を張ってたんだなと思った。

家にいると体がゆっくりほぐれていく気がした。やはり自宅はいい。

入院中、きょんちゃん(ハムスター)とはもう会えないだろうなと思っていた。彼もかなり高齢だったから。

退院する時、ジジが言った。「謝らないといけない事がある。言わなかったけど、キョンちゃんは逝った」聞いた途端にやっぱりと思った。「オババが入院した翌日だった。行くまで見送ってくれたんかなと思った」ジジはそう言った。泣きそうになった。

ハムスターは寿命が短い。解っていて共に暮らしている。それでも泣きそうになる。人から見たら笑える話だろうけど、共に過ごした時間は人だけではなく動物も同じなんだろう。

苦しまずに逝ったそうな。最後まで生き方を見せてくれた気がした。私は後何年生きられるだろう。残り時間が見えてくる気がする年齢になった。残り時間を知ろうとするより(それは無理な話だし)より、自分の心と体を大事にしていかないといけないなと思った。

「もし、オババがいなくなったら、一人ぼっちだなと思った」ジジがそう言った。それは私も同じなんだけど、男性より女性の方が話す相手は見つけやすい。そんな話をした。二人同時に逝ければいいのだけど、そうじゃない限りジジを残しては逝けない。もっと自分の体に気を使うようにしていきたい。

今はほっとした状態で大事にして貰っている。甘えておこうと思う。周りを信じて助けてもらう。それも年齢を経て出来る事なのかもしれない。