医療の進歩とお寿司
ゴールデンウィーク中にお寿司を食べてきた。
退院してからも自宅で潰瘍食だったので、やっと通常に戻ったなと思うと嬉しくて美味しく食べた。
よく考えたらこの一連の入院・手術に関しては、医療の進歩のおかげでこのぐらいで済んだんだなと思う。
一番最初に十二指腸に腫瘍が見つかった時、ジストじゃないかと言われた。そジストというのはがんの一種だと知らされた時は、家に帰って泣いた。ジジと楽しく暮らせるのは後5年ぐらいなのかもしれないと思った。死が怖いというより、否それも怖いけど、ジジと一緒にいられる時間が無くなった事の方が辛かった。
精密に検査しましょうという事になり、CTやらMRIやらの検査の結果、脂肪種だとわかった。小さければ内視鏡で切除できるのだが、私の腫瘍は大きくて内視鏡では無理だった。当初は開腹手術になると言われてた。結局、手術は腹腔鏡で行われた。硬膜外麻酔のおかげで激痛という事もなかった。
これがひと昔まえだったらと思うとぞっとする。内視鏡がない時代だったら?CTやMRIがない時代だったら?腹腔鏡がない時代だったら?硬膜外がない時代だったら?
貧血を起こして輸血するところまで潰瘍になっていたので、しばらくは固い物や油ものを避けていた。今は、よく噛んで、腸閉塞になりそうなものは気を付けるぐらいになっている。手術を受けた人は腸閉塞になりやすいとい聞くから。
還暦過ぎて二度の手術、どちらも腹腔鏡だった。もし、今みたいな技術がなかったら、もし、発見が遅れて胆嚢や虫垂が破裂してしまっていたら、十二指腸腫瘍の発見が遅れていたら、もっと辛い事になっていただろう。十二指腸は経過観察がわりとあったので、貧血を起こした時には、すでに病院は手術の想定をしてくれていた。有難い。
十二指腸の腫瘍は、全消化管腫瘍の約1~2%らしくまれならしい。その十二指腸腫瘍の中で脂肪種は2.9%だとか。なんでそんな滅多にならない腫瘍が出来たんだか。
退院する時、執刀医の先生が、暴飲暴食しないようにねと言ってた。今までの食生活を振り返ると脂肪分が多い物が多かった気もする。生クリームとか好きなんだよな。でも、また誰かに迷惑をかけるのは嫌なので(もちろん、私も痛い目にはあいたくない)脂肪分、低め、低めにしている。思わぬ抜けがなければ。
十二指腸粘膜下腫瘍、手術