選ばれる人
好きな人に遊ばれてる。大事にされないというのを読んで思い出した。
「完璧な犠牲者」は、キャメロン・フッカー事件をもとに書かれているらしい。
被害者は田舎に帰る為にヒッチハイクする事にした。用心して夫婦の車を選んだ。だがその夫婦の車に乗ったせいで7年監禁され、奴隷にされるというもの。
事件が発覚したのは、妻が被害者と親しくなって教会の神父さんに相談し、被害者の洗脳を解いて警察に行くことになったから。その妻が言っていた事が印象的だった。夫のキャメロンは被害者を選ぶ時のタイプがあるというような事を言っていたらしい。それを読んだ時、なんとなくわかる気がした。
例えば、子供が作った泥団子、子供が大事にしてるとわかると周囲の人は気を使ってくれる。中身が泥だとわかっていても。逆に子供が要らないやと思って放置してると、周囲も大事にはしなくなる。 中身が何かとかどう見えるかとか関係ない。それが大切だと思っている人がいるかどうか、なのかな。
自分の事を大事に出来る最初の人がいるとしたら自分だなと思う。そんなもんだと諦めてそのままにしていれば、それでいいんだと相手は思う。もっと大事にして欲しいと思うならそう言わなきゃいけない。だだ、それを言えば関係性は壊れるかもしれない。そこが分かれ目なんだろうな。