いい医者悪い医者
というような内容の本を、先日のブックオフでパラッと立ち読みした。
そこに書いてあったいい医者の条件というものに、先日腹腔鏡手術をして下さった執刀医さんがほぼ全てといっていいほど当てはまっていた。
きちんと説明してくれるとか、触診したりまめに診てくれるとか、眼を見て話してくれるとかそういう感じ。入院中、「先生、いつ休んではるんですか?」と思わず聞いたことがある。休んでるよーと爽やかに言われたけど。否、別にお医者さんのスケジュールを知りたいわけじゃないんだけど、思わずそう言ってしまうほどいつでも病院にいる感じがしたんだよな。
退院してからもなかなか良くならない体調を心配して寄り添ってくれた。最後の診察の時は、本当に良かったと喜んでくれた。お金もかかって難しい勉強を何年もして、お医者さんになってからも新しくなる技術や薬を勉強し続けなきゃならない。看護師さんも検査技師さん達もそうだろうけど、医療関係者っていうのは本当に大変な仕事だなと思う。コロナの時も同じことを思った。自分の命の危機を感じながらも人を助けようとするのは簡単にできる事じゃないよなと。私には無理。
逆にちょっとなというお医者さんにも会ってる。こちらを見る事もしないとか不機嫌に薬だけ出されるとか、解らないので質問すると理解も出来ない癖に聞くなと怒られたり。ただ、そういうお医者さんでも体に悪い事は出来ないし、最低限でも仕事はするだろう。
たしかに医療の事は解らない。怒らなくてもとは思うけど。でも、自分の体なのでお医者さん任せでいいやっていうのはちょっと怖い。そうなると納得できるかどうかなのかなと思ってる。このお医者さんなら予想外の事が起きても何かが上手く行かなくても、精一杯やってくださった結果なんだろうと思えるお医者さん。私が信頼出来て相談して出した結論なら、結果も受け入れられる気がしてる。
待合室で長い事待つと、もうちょっと早くなんねーかなとつい思っちゃうけど、私がボーっと待合室で待ってる間に、どれだけの事を医療関係者がやってくれているのか、忘れないようにしないといけないな。お金を貰っているとはいえ、私の体を治してくれようとしているわけだし。
辛さをわかってくれ、体を治してくれ、あれもこれもとならないように、して欲しい事、嫌なことはしっかり簡潔に伝えるようにしたい。